2013年10月

代表メッセージ

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私は建築士です。これまでいろんな設計を手掛けてきました。その中で「建築業界って、なんか変だぞ?」と思うことがいくつかありました。1992年に依頼されたレストランのリフォームの時もそうでした。短期間で終わらせなければならない突貫工事で、見積りに参加した工務店はどこも及び腰。しかし、開店の日を延ばすことはできません。そこで、依頼主に提案しました。

「工務店を通さないで、
 専門業者に直に発注してみませんか?」

ずっと抱いていた疑問を、現場で確かめようと思いました。もちろん、上手くいく自信はありました。間違っても依頼主に損をさせることはないと思っていました。結果は、上々でした。職人との打合せも問題ありません。工期も予定通りに進みました。それどころか、工事費が約3割も下がりました。考えてみれば何の不思議もありません。何故なら、依頼主が工務店の機能を手にしたからです。(なるほど、3割くらいが工務店の管理費だったのか...)

この体験がオープンシステムのベースになりました。レストランのリフォームを機に、住宅等の小規模な建物をオープンシステムで手掛けるようになりました。数年後、日経アーキテクチュアという建築雑誌が大きく取り上げました。日本建築学会もこの動きに注目して、シンポジウムで事例発表の機会を与えてくださいました。

やがて、オープンシステムを手掛ける建築家の輪が広がりました。多くの建築家がいろんな事例を持ち寄って検討を重ね、業務の手順や書式等に改善を加えました。振り返ってみれば、建築革命を宣言してから20年、オープンシステムでつくった建築は、いつのまにか全国で4000棟近くになっていました。

「諦めていたことが実現した」
「驚くほど節約できた」
「こんなに楽しいと思わなかった」

オープンシステムは、建築家による設計と経済的な合理性を実現した革命的な手法です。私たちは、これまで宣伝・営業をほぼゼロでやってきました。全国にオープンシステムの組織は構築されましたが、とてもゆっくりした速度です。これでは建築革命など夢のまた夢で、100年もかかってしまいます。いくら革命的な手法でも、多くの人に知らせなければ何も始まりません。

私たちは、技術の構築に20年もの期間を要しましたが、一応の完結をみた今、いよいよマーケティングに力を入れ、建築革命を加速させます。それが依頼者に応えることであり、先駆的な役割を担ってきた山中設計の社会的な使命でもあると確信します。

かけがえのない家づくりです。ぜひ、選択肢の一つとしてオープンシステムをご検討ください。私たち山中設計のスタッフが、あなたの家づくりをサポートさせていただきます。

2013年10月
山中設計(現・プラスエム設計)代表 山中省吾



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